退職金の支払いは法律で定められているものではなく、企業ごとに有無そのものや支払い金額などが定められています。
今回はもらった金額の基準なども紹介していきます。ちなみにこのくらいの規模の会社になります。
- 会社規模:100名前後の中小企業
- 勤続年数:4年
退職金をもらえるタイミングは会社によって違います。
私自身の場合は退職してから1ヶ月以内にもらえましたがその分金額も少なかったです。
昨今では、働き方の多様化の影響を受けて、転職をしたり副業を始めたりする人が増えています。
その影響から
退職金の支給額や退職金制度を採用している企業数の割合は、年々減少傾向にあります。
自社の退職金制度を調べる方法
勤務している会社における退職金の有無は、就業規則や賃金規則を確認してみましょう。
求人票にも書いていることが多いですが、入社してからも確認したほうが良いです。
- 実際にもらった退職金
- 退職金の相場
- 退職金の種類
会社員 仕事辞めるの言いにくい。。 ウチブロ 確かに年数が長いほど言いにくいですよねえ。 会社員 バッくれてしまおうかな。。 &nbs[…]
30代で退職金いくらもらえたか?

退職金の金額は14万5千600円でした。
- 会社規模:100名前後の中小企業
- 勤続年数:4年
勤続年数は3年以上(3年経過後4年目からもらえます)
丁度勤続年数が4年目だったので退職金がもらえましたが、3年経過後~4年の間に辞職していた場合はもらえなかったかもしれません。
退職金計算方法
- 退職理由で基準率が変わる
- 基本給に支給基準率をかける
- 退職理由で基準率が変わる
Aの基準率①死亡②業務上の傷病③業務上の解雇④定年
Bの基準率①自己都合②業務外の傷病③就業規則による解雇
勤続年数 | 支給基準A | 支給基準B |
---|---|---|
4年 | 1 | 0.7 |
5年 | 2 | 1.4 |
6年 | 3 | 2.1 |
7年 | 4 | 2.8 |
8年 | 5 | 3.5 |
9年 | 6 | 4.2 |
10年 | 7 | 4.9 |
- ※勤続年数1-3年は0
- 基本給に支給基準をかけて算出
支給基準AとBではかなり差がありますね。
退職金の明細
Aの基準率①死亡②業務上の傷病③業務上の解雇④定年
勤続年数 | 支給率 | 金額 |
---|---|---|
4年 | 1.0 | 208000円 |
5年 | 2.0 | 416000円 |
Bの基準率①自己都合②業務外の傷病③就業規則による解雇
勤続年数 | 支給率 | 金額 |
---|---|---|
4年 | 0.7 | 145600円 |
5年 | 1.4 | 291200円 |
結果はBで4年でしたね。
4年と5年の差が意外と大きいです。
この表を見るとあと1年って気にもなります。ぜひ目安にしてみてください。
退職金の相場

退職金いくらもらえるか気になりますよね。
その金額は「大企業か」「中小企業か」
また勤続年数が「20年か」「30年か」などによって金額の差が出てきます。
まずは大企業と中小企業の平均相場です。
大企業の平均退職金額(男性)
大学卒 | 2,230万4,000円 |
---|---|
高校卒 | 2,017万6,000円 |
中小企業の平均退職金額(男性)
大学卒 | 1,118万9,000円 |
---|---|
高校卒 | 1,031万4,000円 |
大企業大卒と中小企業高卒では1000万円以上の差があります。
大企業に人気が集まる理由がわかりますね。

業種 | 高校卒 | 大学卒 |
---|---|---|
建設業 | 1,177万円 | 1,313万8,000円 |
製造業 | 1,080万4,000円 | 1,148万7,000円 |
情報通信業 | 864万9,000円 | 1,154万5,000円 |
運輸業、郵便業 | 821万9,000円 | 893万2,000円 |
卸売業、小売業 | 1,019万4,000円 | 1,088万4,000円 |
金融業、保険業 | - | 1,725万5,000円 |
不動産業、物品賃貸業 | - | 1,353万7,000円 |
学術研究、専門・技術サービス業 | - | 1,007万1,000円 |
生活関連サービス業、娯楽業 | 1,129万6,000円 | 1,104万2,000円 |
教育、学習支援業(学校教育を除く) | - | 656万9,000円 |
サービス業(他に分類されないもの) | 1,019万2,000円 | 996万円 |
売上の高い業種は退職金も比例して高くなるのが特徴です。
ブラック企業の場合、退職金制度がそもそもない場合もあるので要チェックです。
退職金の種類

退職金は定年にならないともらえないお金ではなく、条件を満たすともらえるお金です。
退職金とは?
退職金は企業が従業員の退職にともなって支払うお金のことです。
基本的に退職金は下記の2パターン
- 退職一時金制度:退職の際に一時金として支払われる退職金のこと
- 確定給付企業年金制度:退職後に年金形式で支給される退職金のこと
『退職一時金制度』とは?
退職時に、一度にまとめて退職金が支給される制度。退職金は、その企業の退職金規定に沿って支払われます。自分が退職するまでに規定が変更されない限り、基本的にもらえます。
『企業年金制度』とは?
退職金が一度に支給されるのではなく、一定期間にわたって、また生涯にわたって、一定の金額が年金として支給される制度。『企業年金制度』と『退職一時金制度』を併用して導入している企業もあります。
まとめ

この記事では、実際にもらった退職金や退職金の相場や種類などをご案内しました。
退職金制度のある会社は約8割。企業規模が大きいほど退職金制度のある会社の割合が多いです。
大企業と中小企業では退職金の額が1,500万円程度違う場合もあります。
月5万円⇒年60万円⇒20年で1200万円(※税引前計算)
- 大企業
- 中小企業
- 自己都合退職
- 会社都合退職
私自身は1ヶ月以内に退職金をもらえましたが一般的に「退職後1ヶ月~6ヶ月の間」には支給されることが多いようです。
退職金はすべての会社にある。そう思われている方もいるかもしれませんが、実は違うので要注意です。
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