コロナ禍でも仕事を変えたい、前向きに転職を考えている方は増えてきています。
仕事を辞めたくなる瞬間が多くなってくると転職時かもしれません。
仕事を辞めたいと考えている理由は?
1位(同率) 職場の人間関係(38.6%)
1位(同率) 評価・待遇に不満(38.6%)
3位 仕事の進行が非合理(26.5%)
4位 他にやりたいことがある(24.3%)
5位 仕事の量が多い(22.2%)
6位 コロナ対策・環境不安(20.1%)
7位 残業が多い(17.5%)
8位 通勤・通勤時間(12.7%)
以下、「有休が取りづらい」(12.2%) 、「業務時間外活動が多い」(9.0%) 、「職場外の人間関係」(6.9%)という結果になりました
職場の人間関係、評価・待遇に不満…、働く男女528人に聞いた「仕事を辞めたい理由」(サライ.jp) - Yahoo!ニュース
今回は書類応募を通過した後の面接の準備について解説していきます。
面接ではどこをチェックされているかわからないことが多いです。
この記事を読めば面接対策もしっかりできて具体的な回答例も紹介しているので面接に万全で挑むことができます。
面接相談をよくする転職エージェントも紹介しています。
- 面接前の準備でやるべきこと
- 面接の心構え
- 面接の具体的な内容
30代転職者の面接の準備

転職エージェントに申し込みをした後は一通りのヒアリングの後実際に書類応募をしていきます。
書類応募に通ってひと安心も束の間、面接に臨まなければいけません。
面接は企業側だけのものではなく、応募者側も求人企業が転職先に相応しいか確認する機会なのでしっかり準備して挑みましょう。
転職エージェントではしっかり面接対策もしてくれるので問い合わせしてみましょう。
中途採用では面接が重視される
コロナ禍では特に即戦力が求められる傾向にありますが単にスキル・経験だけでなく本質は
これが本来の即戦力の意味になってきます。
応募者が本当に戦力になる人材かどうか複数の担当者にチェックされます。

各担当者目線で見られるので対策がしっかりとした準備をしましょう。
面接のための自己分析
自己分析をした方が面接突破の確率は上がります。自己分析がきちんとできていないままだと、採用された企業とのマッチングが悪く、思うように能力が発揮できず再び転職活動をする羽目になるかもしれません。
- 自分自身を知ることができる
- 実務経験の棚卸しで書類作成や面接に役立つ
- 自己分析で自分に合った本当の企業を見極められる
ステップ1 自分のアピールポイントの整理⇒
- 転職パーソナリティー診断シート(自分で長所を書く)
- 他者評価シート(第三者から長所を書いてもらう)
- 適職診断
- 転職力診断(自己PR)
ステップ2 職歴経験の棚卸し⇒
- 職務経歴書を書く
- 転職エージェントに意見をもらう
ステップ3 発揮できる職務能力の理解⇒
発揮できる能力を書く(エクセル、営業、スキル、実績など)
ステップ4 弱点・課題を認識⇒
- 弱点や課題を箇条書きで書いてみる
- 資格や実績でカバーできるか整理
ステップ5 キャリア志向を明確にする⇒
志向チェックシート(独立志向、管理職志向、外資系志向)
ステップ6 転職における優先事項を明確化⇒
- 仕事のやりがい
- 給料
- 福利厚生
- 会社のミッション
ステップ7 キャリアビジョンの整理⇒
5年後、10年後を見据える
- 管理職として部下の力を発揮させたい
- 営業で第一線で売上をあげる
- マーケティングで商品開発に携わる
各職種のテンプレートは上記URLからチェックできます。
求人内容をしっかりと見ておく
書類応募が通った後はもう一度自分の会社選びの条件を整理しておくことがベターです。
面接では本来、雇う側と雇われる側のお互いの希望や条件が合うかどうかをチェックする場です。
チェックするポイント⇒
- 仕事内容
- 勤務環境
- 待遇条件
- 気になる不明点
30代の転職者に求められていること
30代の人が転職活動するなら、実務能力が求めれます。企業の求める像に経験を合致させて短期間で戦力になれることをアピールする必要があります。
- 短期間で戦力になれるかが求められる
- 本気で転職活動を行わないと現職に影響する
- 40代以降の人生を左右する転職と認識する
- 短期間での戦力になること
- チャレンジ精神があること
- 自分の強みをきちんと理解していること
- 企業が求める人材を把握していること
- 待遇面だけでなく仕事内容に興味があること
- マネジメント能力
ちなみに20代、40代で求められていることは下記になります。
- 企業のカラーに染まっていない
- 若さがありチャレンジ精神がある
- ポテンシャルが高い
- ビジネスマナーを心得ている
- 就きたい仕事を真剣に捉えている
- 第一志望の姿勢
- 未経験でもスキルを磨いていけるか
- 即戦力として活躍できる
- 環境にすぐ適応できる
- マネジメント能力がある
- 良好な人間関係を築ける
- 健康状態
- 20代~30代にはないプラスアルファのスキルや能力がある
面接の時の服装
リクルートスーツが定番の就職活動とは違って、転職の際は面接時の服装もかなり柔軟です。
- アパレル業界⇒その会社のブランドを上手に着こなしている方は好印象
- IT業界⇒スーツでなくても良い
“面接時にふさわしい”と判断できるものであれば、OKかもしれませんがふさわしいかどうかを判断するのは面接の担当者です。自分のこだわりより一般受けが良いファッションを選ぶのがベターと言えます。

30代転職者の面接の内容

面接の質問や模範解答、自己PRの実例などの情報はネットに載っています。
単に模範解答で好印象を与えるだけでなく、応募先企業の事情やニーズに合う自分を伝えることが大切です。
面接官の視点を理解する
面接官はスキル・意欲・人物と総合的に見ています。
書類応募でひと通りチェック済みなので仕事への意欲を志望動機や表情、話し方を見て判断されます。
- 職務経歴書や履歴書の信憑性をチェック
- 書類では分からない人間性をチェック
- 入社時の条件面をチェック
好印象を与えるコツ
面接では印象がとても大事です。印象のひとつでマイナスイメージを与えてしまう可能性もあるからです。
清潔感がある身だしなみ、落ち着きのある行動、やわらかな表情・自身に溢れた表情などは第一印象をポジティブにします。 反対に、貧乏ゆすりをした、視点がきょろきょろしたりすると、落ち着きのない人だと思われかねません。 髪や顔を触る癖も、仕草のほうに面接官の気がそれてしまい、話しに集中しづらくなります。
面接は第一印象で決まる!好印象の与え方を解説 | 賢者の就活 (kenjasyukatsu.com)
- 視線⇒面接官の頭の上にもう一つの頭があるとイメージして目線を向ける
- 声のトーン⇒低音は半音高くすることを意識する、早口で話さない
- 笑顔⇒口角をあげて興味のある表情を意識する
- 聞き方⇒相づちを打ち、共感していることを示す
面接の流れを理解する
中途採用の面接は【職務経歴書】【退職理由】【志望動機】【自己PR】といった定番質問が一般的です。
定番質問から応募者が会社と合いそうかどうかを判断されます。
面接前半
- 会社説明、職務内容の説明
- これまでの職務経験の説明、退職理由、志望動機
- 自己PR
面接中盤
- 職務経験をどのように生かせるか
- 入社時期について
- 将来のビジョン
- 待遇面や条件の確認
面接後半
- 応募者からの質疑応答
- 転職する際の問題点や気になる点
- 面接後の流れについての説明
圧迫面接
転職の面接では、転職回数や短期間でやめていることに厳しい指摘になることがあります。
CASE1 転職回数が多くて辞めそうと思われたとき
転職回数を多いことを自覚した上で複数の転職経験が役立つことをアピールするのがベター
CASE2 ブランク期間が長いことを指摘されたとき
ブランク期間で資格をとったことや勉強していたことをアピールするのがベター
面接の気を付けるポイント
面接では減点方式というパターンも考えられます。以下にまとめてみました。
必ずしもあてはまるわけではないですが心得ておくのが○です。
- キャリアのある応募者ほど減点幅は大きくなる
- 自分の得意なことをアピールしても採用されない
- セールストークに慣れている人は気を付ける
キャリアのある応募者ほど減点幅は大きくなる
社会人経験があるため常識やビジネスマナーは当然わきまえていると判断されます。
言葉遣いや立ち振る舞いに気になるポイントがあればマイナスな印象を与えると意識しておきましょう。
自分の得意なことをアピールしても採用されない
自己PRは面接の大切な要素です。
ですが、その自己PRが求人企業の事情やニーズに合わなければ意味がなく、評価の対象外となってしまいます。
セールストークに慣れている人は気を付ける
きちんとした受け答えは面接官に好印象です。
スラスラと模範解答がでてくる転職者は違和感を持たれてしまう可能性もあります。
面接官の質問の意図
面接では意図がわからない質問や狙いがわからない質問も飛んできます。
中身や判定法は企業ごとに違いますが評価分野は大きく3つに分かれます。
- 人物評価
- 業務関連の技能・経験・適性
- 組織・就業条件の適応力
30代転職者の面接の回答例

今回は最も聞かれやすい3つのポイントでまとめてみました。
- 自己PR
- 志望動機
- 退職理由
自己PRの回答例
転職に面接における自己PRの回答は実務面に関連したアピールをして応募企業で活躍する人材であることを面接官にイメージさせることが大切です。
- 実務面に沿ったアピールを行う
- 経験を盛り込んで具体的なアピールにする
- 結論ファースト
営業職の場合⇒
回答例:私の営業職としての強みは、法人営業・個人営業を問わず売上目標を達成できることです。前職退職前の1年間は目標達成率を10%以上上回る成果をあげました。顧客とのコミュニケーションからニーズを具現化して満足のいくサービスを提供できたと考えております。
志望動機の回答例
発揮できる能力やスキルと企業応募の魅力を回答してうまくニーズに結びつけます。
- 志望動機を回答するときは、発揮できる能力を示す
- 応募企業だからこそ入社のしたい理由を回答する
- 第一志望でなくても第一志望の姿勢で臨む
経理職(未経験)
- ※スキル⇒簿記2級の資格、前職の事務スキル
- ※キャリアビジョン⇒経理のスペシャリストとして貢献
- ※応募企業に入りたい理由⇒未経験可の求人、愛用している商品の会社
回答例
専門職として活躍したく、簿記2級の資格を取得しました。経理職として探していたところ愛用している商品の未経験可という御社の求人を見つけて応募に至りました。事務の経験も活かし、資格を活かせる経理職で頑張りたいと思い、志望しました。
経営企画職
- ※能力⇒海外市場をよく知っている
- ※キャリアビジョン⇒海外マーケットの知識の強化
- ※応募企業に入りたい理由⇒ベンチャー企業というポテンシャルと興味
回答例
これまで海外、特にヨーロッパ市場を中心にアパレルの販路を開拓して実績を作ってきました。今後のキャリアビジョンを考えて最近成長率が高い東南アジアへの販路拡大の御社の求人を見つけ経験が活かせるのではないかと思い、志望しました。
退職理由の回答例
退職理由は応募企業で実現したいことに転換して伝えます。
- 嫌だという気持ちをやりたいことに転換する
- 会社都合の退職理由も前向きに回答する
- 時間をかけずに回答する
同業界・同職種への転職
営業⇒これまで新築マンションの営業に携わってきましたがマンションに限らず注文住宅を含めた住宅全般の営業にチャレンジしていきたいです。
会社都合の場合
10年間勤務しましたが、力及ばず倒産という形になりました。○○で実績を残してきたのでお力になれるとおもいます。
短期間での退職
回答例:入社前の条件と異なり短期間ですが退職しました。私自身もきちんと確認しなかったことを反省しております。
まとめ 30代の面接対策

お疲れ様でした。いかがだったでしょうか。
面接では自分を売り込む場です。事前準備をしていかないと自分の良さが伝わらないことが多いです。
転職エージェントとしっかり相談しながら面接突破しましょう。