『バックレ』とは、会社に出社しなければならないのに仕事や会社に行かない事です。
バックレするリスクは社会人にとって非常に高く、今後の人生に悪影響を及ぼす可能性もあります。
退職者 退職金どのくらいもらえるかなー? ウチブロ 最近もらったので参考にしてみてください。 退職金の支払いは法律で定められているものではなく、企業ごとに有無そのものや支払い[…]
- バックレした場合どうなるか?
- 正しい辞め方
- 実際に退職したときの体験談
結論:バックレはNG→正しい退職手続きをしましょう。無理なら退職代行も視野に
辞める前には必ず転職先を見つけておきましょう。転職で収入をあげるには空白をできるだけあけないことが大事です。
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バックレするとどうなる??

今回は企業側ではなく、労働者側の視点でお話していきます。
- 損害賠償請求される可能性
- 解雇される可能性
- 鬼電または親に連絡がいく可能性
バックレをしてしまってもすぐに解雇になるわけではありません。
メールでも電話でも必ず【退職の意志】を伝えることが大事です
損害賠償請求される可能性
損害賠償されるのかな??
基本的には損害請求される可能性はないです。なぜなら
会社側が損害倍書を請求する際は、損害賠償が発生する「因果関係」を証明する必要があるからです。
要は、バックレによる労働者の退職が損害を発生させたかどうか?を証明する必要があるということになります。
さらに繫忙期等であればそこに割く時間もお金も惜しいです。
ただ契約次第では損害賠償請求が認められるケースもあります。
- いつまで(〇年〇月 有期雇用)勤める契約をしている場合
- 勧誘や引き抜きをした場合(悪質性の高いケース)
- 不法行為による損害賠償 民法第709条 - Wikibooks
過去に裁判があった事例もありますが損害賠償請求=支払うではなく
あくまで損害賠償請求される可能性があるということになります。
損害賠償を請求されないためにも、契約内容は出来る限り守りましょう。
ここでの結論は法的に可能なケースもあるが裁判コストに見合わない場合はほぼない
実際に損害賠償が認められたケースもあります。
解雇される可能性
解雇にも実は種類があるの知ってました?こんな感じです。
- 普通解雇
- 整理解雇
- 懲戒解雇
懲戒解雇が一番重いので頭の片隅にでも置いておきましょう。
予備知識として自己都合による退職は2週間で終了できます。
民法では期間の定めのない雇用契約については、いつでも解約の申入れをすることができるとされており、解約の申入れの日から、2週間で終了することとなっていますので、会社の同意がなければ退職できないというものではありません(民法第627条)。
退職・解雇・雇止めQ&A|大阪労働局 (mhlw.go.jp)
なお、会社の就業規則に退職について規定されている場合は、原則として就業規則の規定が適用されますので一度確認してみてください(就業規則で極端に長い退職申入れ期間を定めている場合などは、労働者の退職の自由が極度に制限され、公序良俗の見地から無効とされる場合もあります。)
2週間で退職はできますが、円満退職とはまた別になります。※後述します。
いきなり解雇の話にはならないですが、音信不通などが続けば段階的に話が進みます。
会社をバックレて無断欠勤を続けると、懲戒解雇になってしまう可能性があります。
就業規則の中には、「14日以上無断欠勤をしたときには解雇とする」と書いていることが多いです。
きちんと就業規則は把握をしておきましょう。
会社は社員の雇用保険料や社会保険料なども支払っていますから、懲戒解雇処分をして支出を抑えようとします。
(労働条件の明示)第十五条 使用者は、労働契約の締結に際し、労働者に対して賃金、労働時間その他の労働条件を明示しなければならない。この場合において、賃金及び労働時間に関する事項その他の厚生労働省令で定める事項については、厚生労働省令で定める方法により明示しなければならない。② 前項の規定によつて明示された労働条件が事実と相違する場合においては、労働者は、即時に労働契約を解除することができる。③ 前項の場合、就業のために住居を変更した労働者が、契約解除の日から十四日以内に帰郷する場合においては、使用者は、必要な旅費を負担しなければならない。
労働基準法 | e-Gov法令検索
- 退職金が支払られない
- 失業保険が制限される
- 転職が不利になる
バックレにより辞めた事は表に出ることはなかなかありません。ただ同じ業界に転職する場合は人づてに懲戒解雇の事実が伝わる場合があります。
鬼電または親に連絡がいく可能性
無断欠勤すると当然会社からの連絡がきます。
単に怒っているわけではなく以下の理由が考えられます。
- 事故に遭ったと思われている
- 病気で連絡ができないのではないか
- 事件に巻き込まれいるかも
バックレた本人と電話が繋がらなければ、会社は緊急連絡先の家族に連絡をとり、最悪の場合
警察なども巻き込んだ一大事になってしまうこともあります。
仕事をばっくれてしまっても、その日以外で基本的には働いた分の給料は通常通りもらえます。
納得してもらいやすい理由は
- 病気/体調不良
- 身内の介護
- パートナーの転勤
繫忙期手前の中小企業の場合は【転職】を理由とした場合は中々納得してもらうことが難しいです。
正しく退職する手順

バックレはこわいので普通に退職します。
基本的には、退職交渉は 1 ヶ月~1ヶ月半前から伝えるようにしましょう。
繰り返しにはなりますが、法律上は退職日の 2 週間前に申し出れば認められることにはなっています。
入社日がずれ込むなどの事情が発生すると、最悪の場合、入社予定企業から内定取り消しといった判断がな
されるケースもありえます。
- 上司に伝える
- 退職手続きをする
- 有休消化をする
やむを得ない事情がなくても、できる限り会社の就業規則を守って退職するほうが円満退職につながります。
- 退職を決める
- 上司に退職の意思を伝える
- 会社が退職を承認したら退職日を確定する
- 会社のルールに従って退職届を作成
- 業務の引継ぎ挨拶をすませる
上司に伝える
まずは上司に退職の意思を伝えましょう。
実は退職願と退職届の違い知らなかったので少しおさらいです。
書類の種類 | 役割 |
退職願 | 会社へ退職を打診する書類 |
退職届 | 会社から退職が認められたあとに提出する書類 |
辞表 | 経営層や公務員が職を辞する時に届け出る書類 |
対面は中々タイミングがつかみづらいため、メールが無難です。
まずはジャブを打つ方法です。恐らく勘の良い上司なら『退職』に気づく場合が多いです。
宛名〇〇
お疲れ様です。〇〇です。
お忙しい中恐縮ですが、折り入ってお話したいことがございますので
近々、お時間をいただけませんでしょうか。
ご検討のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
続いてはストレートに言う場合です。こちらでも問題ないですが結構ビックリされることが多いです。
宛名〇〇
お疲れ様です。〇〇です。
突然の申し出で申し訳ありません。一身上の都合により◯月末で退職させていただきたく、メールを差し上げました。
大変ご迷惑をおかけいたしますが、退職日までは有給休暇、または欠勤とさせていただきたく存じます。
また、メールでの連絡となりましたことをお詫び申し上げます。
このメールを送れば個別で呼び出しされるので退職の話がスムーズにいきますが繫忙期などのタイミングであれば少し険悪になる場合もあります。
社内で重要なポジションの人はかなりの確率で退職を止められる可能性が高いです。
民法では期間の定めのない雇用契約については、いつでも解約の申入れをすることができるとされており、解約の申入れの日から、2週間で終了することとなっていますので、会社の同意がなければ退職できないというものではありません(民法第627条)。
なお、会社の就業規則に退職について規定されている場合は、原則として就業規則の規定が適用されますので一度確認してみてください(就業規則で極端に長い退職申入れ期間を定めている場合などは、労働者の退職の自由が極度に制限され、公序良俗の見地から無効とされる場合もあります。)※引用元退職・解雇・雇止めQ&A|大阪労働局 (mhlw.go.jp)
あくまで解約をできるという法律上の話で円満にいくかどうかはその時の状況によります。
休職してそのまま退職の意志伝えてフェードアウトっていうパターンもありますが診断書などが必要になることが多いので退職で押し通してしまいましょう。
退職手続きをする
退職手続きに移ります。上司に退職を納得してもらえるともう話は早いです。
上司→さらに上司→社長→上司→人事部
こういう流れで話が進む形になることが多いので早め早めに上司に伝えることが大事ですね。
提出日
所属部署、氏名、認印
私事、
この度一身上の都合により、令和〇〇年◯月◯日を持って退職させていただきたく、ここにお願い申し上げます。
令和〇〇年◯月◯日
〇〇株式会社
代表取締役社長 〇〇〇〇様
これが書面での記入事項になります。書いたらコピーもとっておいた方が◎です。
有休消化をする
退職交渉する前に有給の残り日数を確認しておきましょう。
普段から使用していれば問題ないですが残り30日以上残っている場合もあります。
転職先が〇〇月から来てくださいとある場合は転職先を優先しないといけません。
余裕をもって転職を進めるようにしましょう。
また有給を消化できそうにない場合は【有給買取】の発想になる人もいるのではないでしょうか??
有給休暇の買い取りは労働者の休職の機会を奪うことになるため、原則禁止されています。実際、昭和30年11月30日の行政通達(基収4718号)では、労働基準法第39条(法第39条)を挙げ、以下のように言及されています。「年次有給休暇の買上げの予約をし、これに基づいて法第39条の規定により請求し得る年次有給休暇の日数を減じないし請求された日数を与えないことは、法第39条の違反である。
有給休暇の買い取りは違法?退職時の対応やトラブル事例を解説 | jinjerBlog (hcm-jinjer.com)
退職日が決まっている場合の有休消化の申請は、会社側が時季変更権を行使できないため、希望日に消化できます。
そのため退職届と同時に有給申請もしてしまいましょう。
交渉のテクニック
補足情報になりますが、退職するときは交渉という意識でのぞみましょう。
辞めます!はいそうですか!というわけにはいかないのが現状です。
- 「給料が安い」
- 「◎◎のポジションに異動できなかったので」
具体的な不平・不満を伝えるのは避けるべきです。
ではどうすればいいのか
[現在の会社では 100%実現不可能な理由]を盛り込むと良いのです。
入社予定企業の会社名は口が裂けても言ってもいけません。
トラブルの原因にもなります。
現職企業の人事から手が回り、最悪の場合には内定取り消しなどの事態も考えられるため、ここはなんとしても濁しましょう。
- 某メーカー
- 某商社
など適当にごまかしましょう。
- 退職を決める
- 上司に退職の意思を伝える
- 会社が退職を承認したら退職日を確定する
- 会社のルールに従って退職届を作成
- 業務の引継ぎ挨拶をすませる
実際に退職したときの手順

実際にウチブロが退職したときの流れを紹介していきます。
- 上司に退職のメールを送る
- 話し合い→話が流れる
- さらに上の上司退職メールを送る
- 話し合い→難航する
- 後日、もう一度伝える
- 上司より退職日の案内
- 人事部との面談
- 退職日決定
- 有給消化
転職先が決まってからの退職申し出だったためいきなり退職します!メールを送りました。さらに繫忙期突入前の時期だったためかなり難色を示されました。
円満でいくにはきちんと一方的ではなく話し合いの場を設けるようにしましょう。
短期決戦をしなければならなかったため円満を捨て転職先の時期を優先させました。
初心者にオススメしたい転職エージェントはDODAです!
理由は求人数が多くDODAのサイトが使いやすいからです。
まとめ

会社を辞めるならば、その前に転職活動をスタートさせておくことが◎です。
間違っても辞めてから転職先を探すのはやめておきましょう。
転職エージェントは転職において心強いパートナーです。
会社の規模でエージェントのやり方も変わりますが最後は担当の転職エージェント次第になります。
- レスポンスがはやい
- 分からないことがあってもすぐに調べてくれる
- 優先順位を明確にし、考えて行動する
- 的確な判断ができる
- 情報を収集している
- 身だしなみが整っている